空調設備工事の配管工事とは?|基礎知識を紹介

2026.05.18


・「空調設備って何?」
・「空調設備工事の配管工事とはどんな工事なの?」

という疑問をお持ちの方に向け、空調設備の仕組みから配管工事の種類・特徴・重要性まで、わかりやすく解説します。
工場や商業施設、オフィスビルなど多様な現場で欠かせない空調設備について、ぜひこの記事で理解を深めてください。

そもそも、空調設備とは?



空調設備は正式には「空気調和設備」といいます。
一般的な冷暖房設備が温度調節のみを行うのに対し、空調設備は温度・湿度・気流の調整、さらに空気清浄まで一括して担う、より高度な設備です。

空調設備を構成する3つの機器


・熱源装備:冷水・温水・蒸気などを生成。チラー、ボイラー、ヒートポンプなどが代表例。
・熱搬送設備:熱源で作った熱を各部屋に運ぶ配管・ポンプ・ダクトなどの設備。
・空気調和設備:温度・湿度・気流・清浄度を調整し、室内へ供給する空調機本体。

空気設備を構成する機器は、上記の3つです。
これらの機器によって、温度調節や湿度調整、気流調整や空気清浄が可能となります。

空調設備工事に含まれる『配管工事』


・新設工事
・配管工事
・ダクト工事
・メンテナンス

空調設備工事は、主に上記の4種類に分かれます。
このうち配管工事は設備の心臓部ともいえる重要な工程であり、「冷媒配管工事」「冷却水配管工事」「冷温水配管工事」「ガス配管工事」などが含まれます。

主な配管工事の種類と特徴


それでは、代表的な配管工事をピックアップし、その特徴を見ていきましょう。

冷媒配管工事:空調の要となる冷媒ガスを循環させる配管

冷媒とは、空気中の熱を運搬するためのフロン系ガス(HFCなど)のことです。
冷媒配管はこの冷媒を室内機と室外機の間で循環させるためのパイプで、冷房時には室内の熱を外部へ、暖房時には外部の熱を室内へ移動させます。
施工には高度な技術と知識が必要で、特にフレア加工・真空引き・気密試験は品質に直結します。
なお、フロン類の取り扱いには「第一種フロン類充填回収業者」の登録が必要です(フロン排出抑制法)。

※フロン排出抑制法(2015年施行)により、業務用冷凍空調機器のフロン類管理・点検・記録が義務化されています。定期的な点検と適切な冷媒管理が法的に求められます。

出典
フロン排出抑制法の概要|環境省「フロン排出抑制法ポータルサイト

冷却水配管工事:熱源機器の冷却効率を支える配管
主に冷凍機やチラーなどの熱源装置で発生した熱を冷却塔(クーリングタワー)へ排出するための配管です。
大型施設や工場で多く採用されます。水質管理が適切でないとスライム・レジオネラ菌の繁殖リスクがあるため、定期的な維持管理も重要です。

冷温水配管工事:熱源から各エリアへ冷水・温水を届ける配管
熱源機器で作られた冷水や温水を、ファンコイルユニットや空調機へ供給するための配管です。
配管材料の選定・断熱施工・勾配管理が施工品質のポイントとなります。

ガス配管工事:熱源設備の燃料供給を担う配管
ガス焚きボイラーや吸収式冷温水機に都市ガス・LPGを供給するための配管工事です。
ガス工事は「ガス工事施工監督者」または「ガス主任技術者」が関与する必要があります。施工後のガス漏れ試験や圧力試験は安全確保の観点から必須工程です。

空調設備の『必要性』


空調設備が果たす役割は快適性だけにとどまりません。
科学的な研究によると、適切な温湿度管理や換気は作業効率・健康状態・さらには感染症予防にも深く関わることが示されています。
国立研究開発法人建築研究所の知見によれば、室内環境の温湿度・CO₂濃度・気流速度が人の健康・快適性・知的生産性に大きな影響を与えることが確認されています。
また、新型コロナウイルス感染症の流行以降、換気の重要性が改めて社会的に注目されています。

空調設備の配管工事なら『眞工業』へ



眞工業では、冷温水配管をはじめとする空調設備に付随した配管工事を承っております。
工場をメインに、空調配管の新規取付け工事や改修工事を行います。
お客様に快適な環境を提供するために、豊富な経験を活かし細部までこだわる丁寧な施工を行いますので、ぜひ安心してご依頼ください。

まとめ


いかがでしたでしょうか?
今回は、空調設備工事の配管工事について紹介しました。
この記事が、あなたの疑問を解決する手助けとなりましたら幸いです。


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